神澤氏監修!よい歯医者を選ぶために押さえておきたいポイント

良い歯科医とは?見極めのポイント

実は日本全国には約7万カ所以上の歯医者が存在していると言われています。

私たちの身近なスポットとしてコンビニエンスストアが挙げられますが、なんとこのコンビニエンスストアよりも、歯科医院の数は多いと言われているのです。

私たちにとって歯科医院とは、虫歯を治したり歯周病の治療を行ったり、歯の矯正など口内に関する様々な悩みを解決してくれる大切な存在です。

これから歯医者に行かなければならないとなった場合に、どのような基準で歯医者を決めているでしょうか。

中には自宅や仕事場に近い、知人が紹介してくれたなどの理由で選ぶ人もいるかもしれませんが、多くの人は見つけ方のポイントが分からずにいるかもしれません。

自分に合わないところを選んでしまうと、何度かよっても治療が終わらないなどの不満を抱えることにもなるでしょう。

しかしどこを選んでも同じだろうと、同じところに通い続けているという人も多いものです。

世の中には良い歯科医院もあれば悪い歯科医院もあるのが事実です。

自分にぴったりの歯医者を探すためにも、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。

教えて神澤先生!インプラントのメリットと歯科医院の選び方

 

⒈すぐに虫歯を削らない

まず第一のポイントとして、すぐに虫歯を削ろうとしないことが挙げられます。

これについては聞いたことがある人も多いかもしれませんが、虫歯だからといって絶対に削らなくてはならないわけではなく、実はすぐに歯を削るのはあまり良くないのです。

基本的に歯は削れば削るほどどんどんもろくなってしまいます。

また削った部分からすぐに細菌に感染して、虫歯になりやすい状態を作り出してしまいます。

どうしても削らなければならないのであれば、拡大鏡を使いながらできる限り最低限の虫歯の部分だけを削るようにと努力するのが、良い歯科医院と言えます。

近年では薬を使い虫歯の進行を抑えるなどといったものも開発されています。

以前までであれば削らなければならなかった虫歯も、削らなくても良いケースが出てきているのです。

しかしこの治療に関しては保険適用外となっているので、歯科医師と十分に相談が必要となります。

 

⒉歯科クリーニングが大事

二つ目には治療前に歯科衛生士が口の中を掃除してくれるところが挙げられます。

歯科衛生士とは虫歯を予防するためにどのようなことをすればよいのかを指導したり、医師による診察や治療の前に患者の口腔内を掃除する専門のスタッフです。

口の中はどんなにきれいにしても細菌だらけであるため、十分にクリーニングをすることなく治療を行ってしまえば、汚れごと歯の型を取ってしまったり、汚れを巻き込んで詰め物をするなど、治療の結果を悪くすることにもつながります。

歯科衛生士の口の中のクリーニングは、医師の治療と同じくらい非常に重要なことなのです。

 

⒊歯の写真撮影をしてくれる

三つ目のポイントは治療のために歯の写真を撮影することが挙げられます。

歯の写真と聞いてレントゲンを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、写真とは専用のマウスピースをはめて口の中をカメラで撮影するものを指しています。

これにはどのような意味があるのかというと、患者に自分の口の中を把握してもらい、治療の説明などに使用します。

なかなか自分の口の中をしっかりとのぞくことはできませんが、写真を撮ってもらい、それを見ながら説明を受けることによって、本当にその治療が必要であるのか、適切であるかなどを患者が把握しやすくなります。

 

⒋症状に応じた適切な対応ができる

四つ目のポイントは自分が不得意な治療は断るところです。

これは意外に思うかもしれませんが、本当に良い歯医者とは、自分があまり得意とはしない治療が必要な患者には、適切な医者を紹介するというものです。

歯科医院といっても様々なものがあり、虫歯や歯周病などの治療を主に取り扱っている一般的なクリニックから、審理歯科に特化しているところ、そのほかにもインプラントを得意としているクリニックなど様々です。

近年では歯科医院にもホームページがつくられていて、ここをチェックすると、クリニックの先生がどのような経歴を持っているのかなども記載されていて、どのようなジャンルの治療が得意なのかがわかります。

 

⒌初診の治療時間はどうなのか?

そして最後に挙げられるのは初回の診療時間が長いことです。

一般的に歯の痛みが改善されない原因は二つあるといわれていますが、一つ目が診断を間違えている、もう一つが治療を間違えているのどちらかです。

治療の技術はもちろんですが、一番大切なことは正しい診断を下すことと言えるでしょう。

そのためにも患者からしっかりと話を聞いて、会話のキャッチボールを行う必要があります。

場合によっては初診の時には説明だけで終わってしまうこともありますが、これは悪いことではありません。

話が長くてなかなか治療を進めてくれないとイライラしてしまうかもしれませんが、それは実は素晴らしいことなのです。

このようにさまざまなポイントがあることがわかりました。

自分にぴったりの歯科医院を選ぶためにも、これらのポイントをしっかりとチェックしていきましょう。

 

神澤光朗の経歴は?開業までの歩みや活動内容より引用

最終更新日 2025年7月5日 by kyubei