■マッサージの効果は絶大?
マッサージにはいろいろな種類がありますが、筋肉をほぐして血流やリンパの流れをよくするのが目的ですので定期的にプロのマッサージを受けて、自宅では自分でできる範囲でケアをしていると体調管理ができるようになります。
心と体をリフレッシュする力がありますし、滞っている血液の流れを良くすることで心臓へ戻る静脈の流れをスムーズにできるようになります。
筋肉をもみほぐすことで滞りがちなリンパの流れを良くすることにつながるので老廃物や疲労物質が流れやすくなり、コリや冷えが緩和されて体と心が軽くなります。
ストレスがかかっていると副腎皮質からコルチゾールが分泌されますが、マッサージをしているだけでコルチゾールの分泌を減らすことができるのでストレスを感じにくくなります。
自律神経が副交感神経のほうに傾くのでストレスを感じづらく、リラックスできるようになります。
ゆっくりと眠れるようになります。
免疫機能も向上するので風邪やアレルギーなどの症状が軽減します。
■エステのマッサージと自宅マッサージの違い
エステとホームケアとの違いを比べてみましょう。
ホームケアで重要なのは
- 毎日の食事と睡眠、運動などに配慮すること
- 疲れやすい手足を冷やさないようにすること
- ふくらはぎやデコルテ、二の腕の付け根などのリンパが滞りがちな部位をしっかりともみほぐしておくこと
です。
劇的な効果がみられなくても毎日継続することが健康と美容に大きな効果をもたらしてくれます。
ファストフードやインスタントなどを食べ過ぎないようにすることやアルコールやたばこを控えるなどの生活習慣を見直すことも大切です。
これらは体への負担が大きく、体内の酵素を消費してしまうことになるので疲れやすい体質になりがちです。
野菜と果物、水分をたっぷりととることで体内の酵素を無駄遣いしなくて済むようになります。
一方エステや鍼灸、整体といったケアには自分ではできないプロの技を利用することができるというメリットがあります。
特に背中は手の届きにくい場所でもありますし、神経が通っている重要な部分ですので定期的にケアをしておくのがおすすめです。
セルライト除去やリンパケア、脂肪燃焼、デトックスなど皮膚の解剖学や生理学に基づいたケアをしてもらえます。
そしてもちろん贅沢な気分を味わうことができるので心からリラックスできるというメリットがあります。
■自宅で簡単にできるマッサージケア
では自宅で簡単にできるケアとはどういったものなのでしょうか。
血行を良くしてリンパの流れを良くすることで老廃物や水分など体にたまりがちなものをデトックスできるようになり、セルライトやむくみ、冷えを解消することができるようになります。
肩こりや首のコリも楽になります。
手で肌にふれることでリラックス効果ももたらしてくれます。
加齢による筋力の低下は体調不良を引き起こす原因になりますが、毎日お手入れをしているだけでもストレスや疲れが緩やかに解消します。
病気になりにくい体作りができるようになります。
アロマオイルを使えばよりリラックス効果が高まりますし、贅沢な気分を味わうことができます。
毎日ケアする時間がない、面倒と感じる人はまず階段を使うようにすることや自宅に美顔器やマッサージマシンを導入して使うようにするのもおすすめです。
さするだけでも効果が空いた時間に気になる部分をさするだけでも血行不良を防ぐことができます。
体が温まっている状態でさすったり、もんだりすると効果が高まりますのでバスタイムの後にマッサージタイムを用意するのがおすすめですし、忙しい方や面倒な方はお風呂で皮膚をさするだけでも十分効果があります。
・首と肩のケア方法
首と肩ならどこででも空いた時間にケアをすることができるのでおすすめです。
手のひら全体で力を軽く入れて押したり、首の付け根やデコルテをなぞります。
わきの下などもあわせてもみほぐしておくとリンパの流れがよくなります。
眼精疲労と頭痛などの慢性痛を良くしてくれるのが頭のマッサージです。
顔と頭はつながっていますので頭をケアすることでしわやたるみも軽減させることができます。
自律神経が整うのでリラックスできますから緊張している時にもおすすめです。
指の腹で生え際から頭頂部にかけて優しくもみ、頭をリズミカルに指で叩くなどするだけでケアになります。
毎日5分程でよいので継続するようにすると疲れにくく風邪などを引きにくい健康な体になれます。
・半身浴でのマッサージも効果的
半身浴などを定期的に行うと腰痛の改善にもなります。
おへその裏側にある腰方形筋をほぐすと痛みが和らぎます。
骨盤の後ろにある大きな筋肉の大臀筋も鍛えておくと腰痛が軽くなります。
お尻や太ももの裏側をもみほぐしておくと効果的です。
寝る前にちょっとさすっておいたり、もんでおいたりするだけでも十分な効果が期待できます。
正しいやり方を知らなくても体の痛みや不調に敏感になればその部分に手をあたるはずです。
強く押したり、もんだりしなくてもよいのでさする程度でも意識を向けておくことが大切です。
毎日続けることが一番効果をもたらしてくれますのでプロのケアとホームケアをうまく組み合わせて体調維持に努めましょう。
最終更新日 2025年7月5日 by kyubei